ハッカ酵母(ミント酵母)で、今年も定番チョコミント♪「食パン」「カンパーニュ」
初夏の酵母、続いています。
わたしの中で、初夏になると毎年のように仕込みたくなる「三大酵母」があります。
それが、ローズマリー、梅、そしてミント(ハッカ)。
どれも、この季節ならではのすっきりとした香りと元気さがあって、
季節の移ろいとともに「今年も起こしたいな」と気持ちがもっていかれます。
ローズマリー酵母のパンと梅酵母のパン の次にくるのは、ハッカ酵母で焼いたパン。
チョコとの相性のよいハッカ酵母のパンを、酵母起こしの工程から順に紹介します。
まずは、酵母を起こしている様子からどうぞ。
ハッカ酵母(ミント酵母)
わが家のミントはおそらく「ハッカ」であろうと、何年か前に生徒さんのお見立ていただきました。なのであえて「ハッカ酵母」と言っています。
こちらが葉の様子。とても大きくて厚い葉です。
仕込みの様子。これを眺めるのが大好きなんですよね。
ハーブ類には糖分がないので、砂糖を多めに入れて酵母が起きるのを待ちます。
わが家は常に酵母を起こしているので酵母菌が浮遊しているのか、自家製酵母が起きるのは早いです。
そのような環境でないときは
少量で味や香りに影響のないものでしたら(レーズン酵母エキスなど)既存の酵母液を少量、ほんの小さじ半分程度をお助け酵母として入れても良いと思います。あまり入れすぎるとそれが何酵母と呼んで良いのか迷うのでほんの少量です。
雑菌よりも酵母菌が先に増えてくれるので腐敗のリスクも減らせます。
無事酵母がお越せたところで、次はこれを使って焼いたパンへ。
ホームベーカリー9割活用「ショコラブレッド」
9割とは?(笑)
いつもやっている、HB(ホームベーカリー)にほぼお任せで焼くやり方。
焼成に入る前1時間半くらい(←ここは臨機応変)のタイミングで型を入れ替えるとあのパンケースの形ではなく、羽根の穴も無く、オーブンで焼いたかのようなパンに仕上がります。※自己責任の上で作業しています
ココア生地xチョコ入りの食パンです。
「チョコミントカンパーニュ」
こちらもチョコチップ入り。
生地はプレーンの白い生地で焼いたカンパーニュです。
チョコチップと一緒に混ぜ込んだのは、ミント。
プロセスフォトでご確認くださいませ。パンチのタイミングで混ぜ込んでいます。
使ったミントはこちら↓
2月のレッスンでデニッシュに飾った市販のミントの残り。それを水挿しで根を出してから土に植えました。
伸びてはカットして使っていたら、細くて頼りない姿ですが葉の数は増えわさわさしてきました。窓辺でずーっと生長を見守っています。
断面は、チョコチップの存在感でミントはほんの少し。
でも、口にすると生のミントの香りが口いっぱいに広がります。
人によっては青臭さが気になるかもしれないですが
チョコミント好きの家族約一名は「自分なら大丈夫だけど青っぽさを感じる」と言っていました。
美味しいんですけれどね~~
「チョコレートカンパーニュ」
最後はココア生地にチョコチップたっぷりの「チョコレートカンパーニュ」
これも、一次発酵時のパンチ作業でチョコチップを混ぜ入れました。
もりもりっと中から外へと膨らむ様子を見るのが楽しい、。
カットしています。
形も気泡も私の好みのタイプに焼けました。
ハッカ酵母のパンは、まだまだ残っています。
これからどんな組み合わせが生まれるか、わたし自身も楽しみにしているところです。
今回のパンたち、もし気になるアイデアがあれば、ぜひご自身のパンづくりのヒントにしてみてくださいね。
7月に入ったばかりというのに、すでに暑い夏がやってきています。
涼やかな香りが気持ちを落ち着けてくれてるので、なんとか工夫をしながら、パン焼きを楽しんでいきましょう♪