余り種で蒸しパンのご提案「抹茶甘納豆」「チョコ」【レッスンレポ】2023.11
11月自家製酵母レッスンのもう一つのメニューは
「余り種の蒸しパン」
過去に、サワードゥでせっせとパンを焼いていた頃、
種のお世話をしている過程でできてしまう捨て種(ディスカード)を活用して、あれこれお菓子を作っていました。
旧ブログでの記事はこちら→★
自家製酵母の元種も配合はおなじなので、自家製酵母レッスンの生徒さんに、半端に残った元種や、もうパンを作る力のない元種で、お菓子を作る提案をしています。
酵母の発酵でふくらませるのではなく、ベーキングパウダーでふくらませるお菓子です。
前回8月の夏特レッスンでは「マフィン」を作りました。
今回11月は「蒸しパン」をメニューに選びました。
11月ならちょうど蒸しものの美味しくなる季節♪と思ったのですが、今年は異例の気象で、まさかの夏日つづき。本当に今年はおかしなお天気ですね。
そんな中ではありますが、皆さんとても期待を膨らませてご参加くださいました。
マフィンよりさらに人気の講座となりました。
「抹茶蒸しパン」「チョコ蒸しパン」
選んだのは2種類。
・抹茶生地に大納言入り
・ココア生地にチョコチップ入り
蒸し上がりの抹茶蒸しパンはとっても色鮮やか。
今回のホエー酵母は「白い元種」を使っているので、発色の良さを生かせる抹茶を選びました。
元種に全粒粉が入っていると、たちまちくすんだ色になるのです。(ちなみにプレーン生地にしたい場合は抹茶生地から抹茶を省けばOK←ご参加された生徒さんへの補足)
茶系の蒸しパンなら、全粒粉入りの元種でも問題なしです。
蒸籠で一気に蒸し上げ、ふっかふかしっとり。
蒸しものってほんとに手軽です。
冷めても柔らかく、冷蔵庫に入れるとしっとりさが増してほろほろ感も出て、軽いマフィンのように食せます。特にチョコは「ガトーショコラみたい♡」なんていうもったいない感想までいただきました。
”冷やし焼き芋”ならぬ、”冷やし蒸しパン”もご賞味あれ♪
元種の使い方いろいろ
マフィンのレッスンのときもそうでしたが、「余り種がなくなってしまったので、新しい元種を起こして作りました」という生徒さんもちらりほらり。
気に入ってもらえて何よりです。
古い種のほうが作業性が良いので適していますが、新しくても大丈夫。
レッスンでは古いのを準備するのが難しいので新しい元種でした。
そのため最初の工程でしっかりグルテンを切っています。
蒸しパンができるまで
ビフォーアフターの比較もどうぞ。
膨らむ姿はついついみとれてしまいます。
天然酵母やイーストでふくらませる蒸しパンも、私はよく作ります。ホシノ酵母のレッスンも何度となく開催しました。じっくり発酵させてから蒸すまでの時間も、また楽しいものです。
イーストのタイプは10数年前にレシピをUPしてからというもの、検索で今でもそのページはよく閲覧されています。それぞれの酵母ごとに、味わい・食感が変わるのも面白いです。
一方、ベーキングパウダーでは生地ができたら早く蒸籠にいれないと膨張はじめてしまうので、生地をカップに分けるのも大急ぎ。時間との勝負ですが、思い立ったらあっという間にできあがるのが一番のメリットです。
今回は、天然酵母の元種こそ使いますが、生地として入れるだけなのでつまりはベーキングパウダーの蒸しパン。”良いとこ取り”と思っていただけたらうれしいです。
ラッピング
お持ち帰りのラッピング。
蒸しパンは、乾燥しないよう、
ラップで潰れない程度に包んでから袋に入れます。
たまたま、抹茶とチョコのテイスティシールがあったので
それぞれに貼ったらワンランクアップしました。
レッスンご参加のみなさま、ありがとうございました♪
わいわいと楽しい直でしたね。
蒸しパン、その後
レッスン後も、蒸籠が出しっぱなしのままで(笑)、ついまた蒸しパンを作っています。
元種さえあれば、すぐ作れる気軽さが魅力。
いくつか溜まってきたので、また別の記事で紹介しますね。↓こちらへもどうぞ♪




























