クリスマスの発酵菓子「クグロフ」「ミニクグロフ」「ポテッツェン」
クリスマス準備が少しずつ聞こえ始めたこの時期。
わかば工房も、クリスマスツリーを出しました。
これまで作ってきたクリスマスのパンの中から
クグロフ型で焼く発酵菓子の仲間をまとめました♪
クリスマス気分に浸っていただけたらと。
またクリスマスに何を焼こうかなというときのヒントになれたらと。
クグロフ
これはホシノ基礎クラスのメニューだった
基本に沿ったクグロフ。
教室ではずっと作り続けているレシピ。
スライスアーモンドを型に散らしてから生地を入れて発酵させます。
ホシノ酵母とリッチ生地の組合わせは
なんとも言えない深みがあります。
パンではなく、発酵菓子と呼ぶにふさわしいクグロフです。
スライスアーモンドを、ホールのアーモンドしたバージョンです。
下にしっかり敷いたつもりでしたが、
型から出したときにはずれていました(苦笑)
カットした断面には、洋酒漬けドライフルーツとレーズンが見え隠れ。
冬に美味しいお菓子です。
ラッピング
乳白の袋が大好きで、よく登場します。
クリスマス柄の幅広オーガンジーリボン。
「クグロフ・オ・ショコラ」
ココア生地にドライフルーツを入れて焼き上げ、最後にホワイトチョコでコーティングします。
雪の降るお山をイメージして。
見えるか見えないか微妙な大きさのアラザン。
トッピングしてかわいらしく仕上げました。
ラッピング
クリスマス用のちょっぴり「よそゆき」仕様のクグロフ。
乳白袋にクリスマス蝶リボン。金色のタグの存在感たるや。
クグロフショコラ・オランジェ
リッチなココア生地に、チョコチップとオレンジを入れて。
ミニクグロフはこんな風に並べると
小ささと可愛さが増します。
クランベリーミニクグロフ
自家製薔薇酵母を使ったクグロフです。
ドライにしたバラの花弁から起こした酵母から作りました。
せっかくのバラなので華やかな雰囲気のパンが良いかなと。
こちらもミニサイズなのでとっても可愛い♡
直径10cm高さ5cmのクグロフ型です。
パネトンチーノも一緒に。
ホワイトチョコの上掛け(ノベルビアンコ)。
クランベリーとホワイトチョコは鉄板の組み合わせです♪
プロセスフォトもどうぞ。
そして
こちらはクリスマス仕上げのクグロフ。
ピスタチオとフリーズドライのベリーをトッピングしています。
やはり、赤いバックが似合いますね♪
クランベリー酵母のチョコクグロフ
オイルなしのホールのドライクランベリーを使った酵母を起こし、
クグロフを焼きました。
ちょこちょことはみ出しているのは、チョコレート。
チョコチップではなく、サイコロ大のチョコチャンクです。
こちらもプロセスフォトどうぞ。
クランベリーとごろごろチョコチャンクはこんな感じです♪
チョコチャンクが美味しいというのもありますが、
チョコを食べたという満足感があります。
赤ワインミニクグロフ
水分に赤ワインを使ったクグロフです。
こちらもミニサイズ。
トッピングの仕上げが、さきほどのミニクグロフと同じなので、見分けがつきませんネ(笑)
ちがいはココ、断面がワイン色。
大きなドライフィグと、ワインに漬けたレーズンが入っています。
ダブルチョコクグロフ
ミニサイズつづきのクグロフ。
作りやすいし、発酵も早いし、カットして食べるのも躊躇なくいけます。
もっと良いのは、人に差し上げるときに味見ができること。
大きく作ると、味見用にもう一つ作るのはなかなかできないものですから。
さてこちらはダブルチョコのクグロフ。
ホワイトチョコが中に入っていて、トッピングにミルクチョコを使っています。
さらに、言わないとわからないのが、パン生地。
実は、ストロベリーパウダーを入れた、いちごチョコクグロフだったのでした♪
ミニマロンクグロフ
バターと卵がたっぷりの生地に、マロンクリームも練り込んでいます。
少し生地が茶色がかっているのがそれです。
成形時にはマロングラッセを散らした、マロン感たっぷりのクグロフです。
お召し上がりには、生クリームのホイップを添えたのですがここにも実はマロンクリームを混ぜ込んであります。
クリスマスというよりも秋の味覚のクグロフですネ。
ポティッツェン
最後は「ポティッツェン」
あまり耳慣れない名称ですが、スロベニアの発酵菓子で、
クリスマスや誕生日などの特別な日に食べられています。
過去のレッスン、自家製レーズン酵母フリークラスで作りました。
このグルグルの中身は、ヘーゼルナッツをはじめとしたナッツと
クーベルチュールチョコ、そしてはちみつなどが材料。
とっても贅沢なフィリングです。
パウンド型バージョンも。
フィリングも全く同じで両端からくるくると中心に向けて巻くだけ。
お顔のようにも見えてきます(笑)
ラッピング
いつも同じ包み方ですが、
リボンと袋がちがうとまた雰囲気が変わります。
昔、ラッピングをかじった時期があって、
この、すべてがオモテ面になるリボン結びは、習ったときに感激したのを覚えています。
輪っか・結び目・たれ、すべてに柄がでるように結べるのです。
今では私も迷いなくできるので、レッスンでも時々お教えしています。
特に、太いいリボンには必須。見栄え良く仕上がります。
ラスクにアレンジ
ポティッツェンのその後の様子。
レッスン用の、試作やご試食分の残りなどで
中途半端なパンがたくさん残ったので、ラスクにしました。
ポティッツェン自体も長持ちしますが、
ラスクならさらに保存期間が長くなります。
薄くスライスしたら、
じわじわ、120℃くらいの低温で乾燥焼き。
そのまま朝までオーブンに入れておくとサックサクのラスクのできあがりです。
お砂糖加えずとも充分の甘さ。軽くて、さっくりな食感です。
過去の17年間のブログからピックアップして、
クリスマスクグロフをまとめてみました。
写真やデータがたくさんありすぎて、
どう厳選しようか迷いつつもとりあえず参考資料になればと。
(自分のためにもね)