「編みパン」を焼いたので、「リースパン」「星のパン」etc.クリスマスに焼きたいパンを集めてみました
クリスマスのパン(発酵菓子)といえば、
シュトレン・クグロフ・パネトーネ。
その他にも各国で作られるクリスマスのパンや
伝統的でなくても、見た目がクリスマスらしいパンなど
そんなパンたちを集めてみました。
クリスマスの「編みパン」
自家製ゆず酵母でリッチな生地をこね、
ラムレーズンを混ぜ込んだ「編みパン」を焼きました。
9本の生地の編みパン「ヴァーノチュカ」(後述)を作ろうと思い仕込んだ生地でしたが、
予想以上に時間がかかり、発酵を終えたタイミングですでに編むエネルギーがなくなり・・・
結局、3分割して3本編みのパンにしたという経緯。
材料には「卵・はちみつ・練乳・牛乳・スキムミルク・バター・ラムレーズン」、かなーりリッチな発酵菓子です。
スライス前のパンをどーんと置いたら、雰囲気からもローストターキーに見えなくもない?(笑)
3本編みといっても、三つ編みではなく
以前、4本編みで井桁に組んでからはじめる編み方がありましたが、それと同じようにお隣同士を交差させるだけのカンタン編みです。
断面から↓もわかるように、エアリーではなく密度のある、どちらかというとパウンドケーキ的な食感です。
歯切れが良いので、ほぼパウンドケーキ。パンのように食べると重いのでお菓子としていただくのが良いですね。
スライスして置いておいたら、家族はぶどうパンよろしく、2枚とかふつうに食べていましたけれども。
ヴァーノチュカ
前出の9本編みの発酵菓子。
こちらは伝統のあるチェコのクリスマスのパンです。
自家製りんご酵母を使って
レーズン入りの編みパン「ヴァーノチュカ」
3年ほど前に焼いたときの写真です。
成形のプロセス写真はこちら。
下段の4本編みは私も今は自信がないかも(笑)
この、4本編み・3つ編み・2本編みの9本それぞれに
ちゃんと意味があるのです。
土台に使う4本は、「大地、太陽、水、空気」
次の3本は、「理性、希望、感性」
最後に上に乗せる2本は、「愛、知恵」
ヴァーノチュカの説明はこちらの辻調のブログに書かれています。
今回は、1個分で粉240g使い、
長さ25cmくらいになりました。
本来このパンは、50cmくらいあるそうなので
まだまだかわいいサイズですね。
クリスマスリースブレッド
過去のパン教室のレポートから。
「クリスマスリースブレッド」
飾りパンとして、よく見かけるリースブレッド。
これを食べるのを目的に、柔らかく美味しく仕上げました。
生地は、成形で編み込んでも柔らかく仕上がるよう、素材を考えて配合。
酸っぱい系のドライフルーツ、レモン・クランベリー・グリーンレーズンも入れています。
爽やかな味の組み合わせで、色もクリスマスカラーにしました。
綺麗な三つ編みをリング状にしたら、発酵。
最後に卵をぬり、焼き色も綺麗に、ピカっと仕上げます。
仕上げはホワイトチョコ。お好みでアラザンも散らします。
ちょっと清楚な仕上がりです。
お召し上がりに支障ないように、リボンは控えめに。ほんの1点だけ触れている程度です。
チョコレートバブカのリース
パウンド型で焼く「バブカ」を
リース状にしてクリスマスらしくしてみました。
自家製レーズン酵母のレッスンで焼いた「チョコレートバブカ」はこちら。
チョコレートスプレッド・ヌテラと
刻んだナッツとシナモンをぎっしり入れたお菓子パンです。
ブリオッシュ生地のため、オーブンでの膨らみもかなりのもの。
ポプラ材でできたパニムールに入れて
むくむく山のように膨らむ様子はオーブンの前から離れず見てしまいます。
こちらは中身をピーナッツバターにしたもの。こちらも味・色ともに良い焼き上がりです。
チャンクタイプなのでつぶつぶがしっかり見えています。
クリスマスのパン、というわけではないのですが、
ちょうどリースの形なので、クリスマスのタイミングで焼いても良いですね♪
栗とくるみのリースブレッド
さらに、季節が変わって「栗とくるみのリースブレッド」
クリスマス素材ではなくなってしまいましたが(笑)
過去に、教室でレッスンしたものです。
覚えている方、いらっしゃるかしらネ♪
プロセスもちらりと。エピのようにちょきちょきハサミでカットしています。
生徒さんも、みなさん綺麗に仕上がりました。
切れ込みの数はお好みにしていただきました。
スターブレッドねじりパン
こちらも過去のパンから「スターブレッド」
大分今は浸透して、クリスマスのイメージが薄れて普段から焼かれているパンですね。
模様が星のようになるので「スターブレッド」でも、ねじねじして作るので「ねじりパン」と呼んでも良いかも♪
成形は意外にカンタン。
ミルクレープのように、薄い生地を重ね合わせます。
1斤で5枚分。直径30センチに伸ばし、かなり薄くしてみました。
中のチョコはヌッテラを牛乳で柔らかくしたもの。
放射状に16等分、包丁で切りこみを入れたら、2本を両手に持ち、線対称にぐるぐると1回転半しました。
発酵前・発酵後・焼成後
牛乳を表面に塗ってから焼いたので軽く照りっとなりました。
お味は想像どおり。チョコ味のする甘いお菓子パンです。
フィリングを好きなものに変えて作ってみるのが楽しそうですね!