サワードウ(サワー種)ホームベーカリー検証と、地粉・農林61号のパン[vol.2 検証編]
【旧ブログからのお引越し記事です】
この記事は、過去によく読まれていた記事を、
読者の皆様にお届けするため、リライトして再公開しています。
投稿日: 2022年6月23日/7月30日
◇◇◇
また!サワードウのパンです。
[→ 第1弾・第2弾はこちら ]
最近すっかりハマっているサワードウ(サワー種)のパン作り。
今回はちょっと趣向を変えて、2つの視点から「実験」をしてみました。
ひとつは、
「ホームベーカリー(HB)のおまかせコースで、どこまで美味しく焼けるか?」
そしてもうひとつは、
「うどん用の地粉・農林61号で焼く、思い出のホワイトブレッド」
です。
サワードウ×HB「おまかせコース」にチャレンジ
まずは、ホームベーカリーで最後まで焼成するおまかせコース(天然酵母食パンコース)にチャレンジしてみました。
こちらは基本の「レーズンブレッド」をパナソニック1斤用HBで焼きました。
とてもおいしく焼けています。
こちらが(↓)焼きたての姿。
やや、小ぶりではありますが、外はしっかり焼けて、中はふっくら。
充分に成功といえるかなと思います。
もうひとつHBで焼いたのはこちら。
「シンプル食パン」をエムケーのHBで焼きました。
こちらも背の低い小ぶりちゃんです。
メーカー的には、推奨の使い方ではないので、
私なりに、いくつか問題点を探しながら焼きました。
HBの「こねすぎ」対策
エムケーもPanasonicも、天然酵母コースは
ねり工程が最初と途中に2回あります。
・エムケーは1回目10分、2回目もしっかりこねます
・パナは1回目が20分、2回目も15分くらいこねています
ここで、こねすぎてしまうのが、ネックです。
国産強力粉x自家製酵母でも、この強力なコネに耐えられるように、
「1回目のこね行程を5分で切り上げる」
という裏技に気づきました。
1回目のこねを5分で切り上げて、一時停止(またはリセット)。パンケースを取り出して機械だけを空回りさせ、発酵に入ったらパンケースを戻します。バターが配合されている場合はバターを包んでおきます。(※MKには一時停止機能があります。パナならいったんリセットすると良いです。)
次にこねに入るまでの3時間ほどを、「オートリーズの時間」と捉えることにしました。これなら自分でも納得がいきます。
夏場などバターを放置するのが気になる場合は、2回目のこねが始まる頃に(スタートから3時間半くらい)手動で入れるのが良いと思います。
HBの「ガス抜き」の攻略
もうひとつ、気になるのが、
焼き上がり前1:40くらいの時点でガス抜き工程があることです。
これは以前から私もストレスに感じていて、皆さんから(生徒さんからも)残念~という声が聞こえています。
せっかく仕上げ発酵がいい感じなのに、このガス抜きで生地がまた小さくなって、そのまま小さいパンが焼きあがることも多いのです。
この対策は、
「残り2:30くらいで羽根を取り外す」
というひと手間。
最後のガス抜きもなく、さらに良いことに、羽根の大穴もあかずに済みます。
今回はうっかりやり直してしまいましたが(笑)、それでも焼き上がりは、レモンのような爽やかな酸味を感じる、大満足のサワードウブレッドになりました。
*
HBで焼いたパンは、写真映えしないので、普段あまりupしていませんが
工夫次第で、ちゃんと美味しいサワードウパンが焼けます。
農林61号のホワイトブレッド
続いては、粉を変えての実験です。
埼玉県でおなじみの地粉「農林61号」を使って、20年ぶりくらいにパンにしてみることにしました。
最近、この粉でハード系を焼いているパン屋さんをよく拝見するようになりましたね。
タンパク量が少ない粉なので、国産グルテンを少しだけ添加し、窯伸びを助けました。
キメ細かな気泡に焼き上がり、トーストでさっくり食感を楽しむのが合うパン。
味はまさに農林61号の味です。
埼玉県は、香川県に次ぐうどん県。
私も子供の頃、母の打つ自家製小麦のうどんで育ちました。
20年前にパン作りをはじめた頃、ホームベーカリーで農林61号のパンを焼いたその味は、
まさしく、「実家のうどん味」そのもの。
今回の粉は、市販のものだったので全く同じではありませんが、やはり、私にとってはほのかにうどんを感じる懐かしい味になりました。味や香りって、記憶に残りますよね。
プロセスフォト
プロセスフォトもどうぞ。
久しぶりに千代田型を出してきました。
1.1斤という少し大きめのサイズなので、ここぞという時のために出番を待っていた型です。
すいとんなどに使ってた残りの粉量が1.1斤分くらいだったので、この型で焼くのにぴったりなタイミングでした。
焼き上がり、断面はこちら。
サワードウを使ったことで、ホシノほどの酵母の主張は強くなく、粉本来の味を楽しめました。
今回使ったサワードウは酸味がほとんどないので、便利に使えています。
また珍しい素材のパンが焼けたら報告しますね。


























![はじめての「サワードウブレッド」が焼けました。念願のカンパーニュと山食パンの記録[vol.1 導入編] 50025062401_051b397b77](https://mariko.biz/wp2018/wp-content/uploads/2025/12/50025062401_051b397b77-150x150.jpg)













