酒種酵母はじめてレッスン【レッスンレポ】2025.11
11月のパン教室では「酒種酵母はじめてレッスン」も開催しました。
(午前のレギュラーレッスン後に開催しています)
レッスンの様子をご紹介します。
酒種酵母の仕込み
レッスンでは、工程ごとの酵母の様子を見ながら進めています。
酒種酵母の工程写真
仕込み後すぐ→途中経過→でき上り
麹やご飯がゆっくりふやけ、
最後はしゅわっしゅわと泡が上がってくるのが酒種酵母の魅力。
フタを開けると吹きこぼれそうになる、あの元気さもたまりません。
今回のレッスンでは、でき上がりまでもう少し…という状態だったので、
あふれるほどには育っていませんでしたが、
お持ちかえりいただいた酵母は
「夜にはふき出してきました!」という嬉しいご報告も届きました。
初めての“酵母の息づかい”に出会う瞬間、こちらまでワクワクします。
酒種酵母の理解からスタート
酒種の作り方に入る前に、まずは
「米麹の基礎知識」をしっかりとおさえ
「酒種酵母の歴史」についてのお話もしています。
米麹について理解しておくと、
“どうしてこの温度で発酵させるのか”をすんなり理解でき、
ご自宅での管理や見極めがぐんと楽になるのです。
歴史の話では、木村屋よりもさらに早く酒種パンを作っていた人がいるという、楽しいエピソードもお話しています。そんな小話を交えながら進めると、自然と興味が湧いてきて、歴史がぐっと身近になります。
実習では一緒に酵母を仕込んで、
作った酵母はお土産としてお持ちかえりいただきました。
レッスン後の「しゅわしゅわ吹き出しました!」というご連絡は、
またひとり酒種酵母の楽しさに気づいてくださったんだなと、私も嬉しくなります。
受講者さまからのご感想(一部抜粋・要約)
今回は、今月のレッスン「シュトレン」のレッスン後に、この「はじめてレッスン」を開催しました。
「難しそうでなかなか手を出せなかったけれど、想像以上に簡単でびっくりしました」
というお声をいただきました。
これまで自家製酵母で苦戦されていた方でも、酒種酵母の扱いやすさに驚かれたようで、
「余った酵母を料理にも使えるなんて、こんなに便利だとは思わなかった」
と新しい発見もあったとのこと。
久しぶりのパン作りで基礎から学び直したい、という前向きなお声もあり、
レッスンをきっかけにもう一度パン作りに向き合う楽しさを感じていただけたようです。
このレッスンをご受講いただくと、多くの方が
「どうしてこんなに簡単なのに美味しく仕上がるの?」
と驚かれます。
自家製酵母でつまづいた経験のある方でも、
「これなら続けられそう」と目を輝かせて帰られる姿を見ると、
私もとても嬉しくなります。
今月のレッスンには、
「はじめてレッスン」以来久しぶりに来てくださった方が多く、
そんな再スタートのきっかけになれたことが本当にありがたいなぁと感じています。
酒種酵母は難しくありません
酒種酵母は、こんな方にぴったりの酵母です。
◆市販の天然酵母ではなく「自分で起こした酵母」で焼きたい方
◆レーズン酵母のように手間のかかるものは続く自信がない方
わかば工房では、これまで
【イースト → ホシノ酵母 → 自家製酵母 → 酒種酵母】
と、メインの酵母が変化してきましたが、この順番が“難易度の順番”と思われがち。でも実は、そこに大きな誤解があるんですよね。
「酒種はむしろやさしい酵母なんですよ~!」と、声を大にしてお伝えしたいのです。
実際、はじめてレッスンを受講されると、
「こんなに簡単なのに、どうしてこんなに美味しいの?」
「自家製酵母で挫折したけど、これなら続けられそう」
という声をよくいただきます。
シンプルで扱いやすくて、なにより味わいが優しい。
はじめてさんにも、安心して使っていただける酒種酵母です。
次回の「はじめてレッスン」ご案内
次回の「酒種酵母はじめてレッスン」は、
12/11(木)14:00~ 残1席
12/17(火)14:00~ 残2席
に開催します。
いずれも 午前の「ブール/プルアパートブレッド」レッスンにご参加の方対象 のクラスです。
ゆっくり少人数で進めますので、はじめてさんでも安心してご参加いただけます。
詳しいご案内はこちらからどうぞ。
・はじめてレッスン
・午前のパンレッスン
(12月は「ブール/プルアパートブレッド」です)

























