しっとり&ふわふわ。米粉湯種で焼く「おにぎりパン」「イングリッシュマフィン」「フォカッチャ」
7月に米粉湯種のパンレッスンを開催してから、
同じ生地を使ってパンをいくつも焼いています。
生地の扱いにくさはピカイチなのですが(苦笑)、焼成中の釜伸びや、焼き上がりのしっとりふかふか食感が恋しくなって、ついまた仕込んでしまいます。
そんな中からパンを紹介。
米粉湯種「おにぎりパン」
なつかしのおにぎりパンを久しぶりに焼きました。
最初のレッスンは2015年で(10年前?!)、まだイーストとホシノを平行して行っていた頃。
直近では、2021年にリクエストレッスンを開催しました。
米粉比率がとても多く、グルテンもいれたパンでした。
今回は、酒種酵母の「米粉湯種パン」。
見た目は全く同じですが、酵母も配合もそして湯種製法というところも、まったく違うパン生地です。
7月の酒種酵母パンレッスンの「米粉湯種食パン」生地で、ふわふわもっちり食感です。
作ったのは2種類「ツナマヨ」と「ごましお昆布」
[プロセスその1]
生地は1斤で8個分。ツナがちょうど5個分とれたので、残りを昆布にしています。
間違えないように、昆布には黒ごまをふっておきました。
[プロセスその2]
三角のIFトレーの形に入れて仕上発酵。そして焼成へ。
ここでうっかり、本家では表面に薄めた醤油を塗るのですが、忘れました。いえ、忘れたことにも気づかず今こうしてブログ書きながら思い出しました。
[プロセスその3]
焼き上がりはIFトレーにぴったりキチキチです。
米の味はあまりしないパン生地ですが、具材とも自然に馴染んで「おにぎりxパン」を違和感なく楽しめます。
せっかくなので、だし巻き卵やウィンナーと合わせて、お弁当っぽくいただきました(写真は撮り忘れ💦)
こちらは過去写真。
もうひとつの味は、中に梅肉を入れ、外には大葉をはりつけました。
これも美味しかったですね~
その時のブログはこちらです。
https://diary2.mariko.biz/2021/komeko-onigiri-bread/
つづいてのパンは。
酒種酵母の「イングリッシュマフィン」
こちらもふわふわ食感を生かしたパン。
こんなにもふかふかなイングリッシュマフィンは初めてかもしれません。
コーンミールを切らしていたので、表面にはセモリナ粉を使ってみました。表面の食感がちょっと変わって、これもありです。むしろこっちが良いかも。コーンミールは使い道が少なくてすぐに賞味期限がくるんですよね。
↓奥は、レッスンのパン。
半斤パウンド型で焼いたローフ食パンです。焼き色が全然ちがいますね。
同じ半斤の生地量で、4個のイングリッシュマフィンが作れました。
最後は
「米粉湯種フォカッチャ」
この米粉湯種のパン生地は、ちょっと扱いにくい生地。
細かい作業がしにくい生地なので、とても簡単に成形できるフォカッチャにしてみました。
パン生地は、高加水パンのやわやわさに加えて、お餅のような粘り気があります。
軽く整えて型に入れるだけのこのフォカッチャ。オリーブオイルをまとわせるので手に生地がくっつくことはほぼなしです。
わたし的に大好きなミニトマトはフォカッチャには必須。塩とローズマリーだけで充分美味しいフォカッチャです。
半斤で、15cmスクエア型ちょうどでした。
↓こちらは、レッスンの「米粉湯種の塩バターパン」と一緒に焼いたときのもの。
塩味の美味しい夏にぴったりのパンです。
米粉湯種のパン。
湯種を作るひと手間はありますが、しっとりふかふかでほんとうに美味しいのです。
おにぎりパン、イングリッシュマフィン、フォカッチャ…通常の生地でつくった時とはまた別物の食感になるのが湯種の面白いところです。
次はどんなパンに米粉湯種を入れようか、考えるだけでワクワクします。