米粉湯種の選び方・冷凍保存|余った米粉で作る白玉だんごレシピ
米粉湯種パンのレッスンレポートからのつづき補足記事。
記事に載せきれなかった内容をまとめました。
(レッスンレポートはこちら)
レッスンでもお伝えした「米粉」の選び方について、もう一度復習として記録しておきます。
さらに米粉湯種の冷凍保存についても検証してみたのでレポートしたいと思います。
そしておまけレシピで、米粉が残ってしまったときのための「白玉だんご」ものせておきますね。
米粉について
以前「米粉蒸しパン」の本を手掛けた時に、米粉の銘柄の違いにとても悩まされました。
当時は今ほどたくさん出回っていませんでしたが、それでもブランドごとに水分量やでき上りがまるでちがっていたので、1銘柄に絞ってレシピを書いたのをよく覚えています。
現在は、米粉オンリーのグルテンフリーのパン作りをする方も多く、米粉の銘柄も増え、情報もたくさん出てきます。(玉石混交なので、自分で見極める必要がありますが)
そんな中で、今回米粉湯種に使う米粉を、生徒さんにはお勧めの銘柄としてお伝えしました。
今回使った米粉でおすすめなのは、レッスン内でお伝えしたとおり以下の3種類です。
もう1種類くわえて、米粉の吸水を調べました。
左から「幸田商店 米の粉」「共立食品 米の粉」「ソワリス」「ミズホチカラ」
同量の水に溶いて少し時間を置いて比較したら、どれも吸水が同じくらいで容器に平らに沈んでいます。
さらに、
「みたけ食品工業米粉パウダー」「波里 お米の粉」
こちらも追加して実感した結果がこちら。
左列の2つが後述の2銘柄です。吸水率が高くあっという間にひとまとまりになりました。
米粉だけのパンを作る際は、このあたりが生地性に関わってきますが、今回のレッスンで使った湯種には問題なしです。
なぜなら、湯種にしたあと小麦生地に配合する際、改めて水分量を確認するからです。
ただ、右の4銘柄のほうが気持ちなめらかなパン生地になったようには感じます。粒子の粗さなどの要因があるでしょうね!
米粉湯種の冷凍について
米粉湯種を検索していたら、「冷凍湯種」というパン屋さん向けの市販品があるのを知りました。
ということは、自分で作った湯種も冷凍できるかも!と早速実験。
冷凍して1週間ほど経ったものを冷蔵庫で解凍して使ったら、米粉湯種の特徴そのままのパン生地になりました。
冷蔵では、3日くらいは持つので乾燥しないように保存したものを使ってみてください。
↑こちらの写真はホームベーカリーでお任せ焼きした米粉湯種食パン。
【レシピ】米粉みたらしだんご
白玉粉を使うのが白玉だんご。
米粉を使ったので米粉だんご。
わざわざ白玉粉を買いに行かなくても、残った米粉でぜひ作ってみてください。
【材料】約12個分
米粉・・・120g
水・・・・100~120g(様子を見ながら)
みたらし
しょうゆ・・・大さじ2
みりん ・・・大さじ2
砂糖 ・・・大さじ2
水 ・・・・大さじ4
片栗粉・・・小さじ1.5
【作り方】
- ボウルに米粉を入れ、水を少しずつ加えながら混ぜる。
手でまとめてみて、耳たぶくらいのやわらかさになればOK。 - 生地を12等分して丸める。
- 沸騰した湯に入れて、浮いてきてたらさらに2〜3分茹でる。
- すくって冷水に取り、粗熱が取れたら水気を切る。
- みたらしあんを作る
小鍋に材料をすべて入れ、よく混ぜてから中火にかける。
とろみが出てツヤっとしたら火を止める。 - だんごに温かいみたらしあんをかけて完成。鍋にだんごを入れて絡めてもよい。
【レシピ】豆腐米粉だんご
水分を絹ごし豆腐にすると柔らかくて冷めても美味しいもちもちだんごが楽しめます。
【材料】約25個分
絹ごし豆腐・・・・150g
米粉 ・・・130~150g
- 生地の作り方
ボウルに豆腐を入れ、米粉を少しずつ加えてこねる。
まとまりが良く、手にべたつかない状態耳たぶくらいのやわらかさが目安。 - 生地を25等分して丸める
- 以下、同様に茹でて、冷水に取り、あんをかける。
お豆腐の味もして、コクも栄養もたっぷりなお団子です。
今回の記事では、
米粉の選び方や湯種の保存法など、知っておくと便利なことをまとめてみました。
今日のレポートが、皆さんのパン作りやおやつ作りのヒントになればうれしいです。
ぜひ、残った米粉も無駄なく楽しんでみてくださいね。
米粉湯種パンレッスンレポート↓
米粉湯種パンのアレンジ↓