黒糖生地で、こだわり成形のくるみパンと秋の味覚あんぱん【レッスンレポ】2025.10
10月のパン教室は「くるみパン」をテーマに開催しました。
わかば工房では、毎回ひとつテーマを決めて、そこから具体的なパンメニューを組み立てていきます。
そのときの材料やスケジュールに合わせて、アレンジメニューが加わります。
今回も例にもれず、にぎやかな3種構成になりました。
メイン:黒糖くるみパン
アレンジ:くるみあんぱん・かぼちゃあんぱん
黒糖くるみパン
まずは「くるみパン」。
こちらは今まで別の酵母で何度かレッスンをしていますが、今回は仕上がりがぐっと洗練されました。
酒種酵母は耐糖性も良いのでたっぷりの砂糖でも大丈夫なので、黒糖を入れた甘いパン生地を採用。
黒糖とくるみは好相性ですからね。
この「くるみパン」の独特な成形について、これまでいろいろと試行錯誤してきました。
教室を始めた最初の頃は、5か所カットするだけのシンプルな成形でしたが、
レッスンを重ねるごとに徐々に進化をしてきました。
その次の段階では、5等分の作業を「時計の0分、24分、36分をまずカット・・・」という説明で行い、大分整ってきましたが、それでもなかなか綺麗な5等分はバランスよく行かず。
今回はいよいよ「ガイドシート」なるものを自作して作業。
(前の月に生徒さんがふと呟いた「目印になるものがあれば」というのを、私は聞き逃しませんでしたよ)
実際使ってみるとこれがとても便利で、正確に5等分できるだけでなく、生地を広げる時の目安になったり、持ち上げて作業するときに下敷きになったり。思わぬ便利グッズとなりました。(特許とりましょうよ!と仰る方が複数名😝)
教室での成形時間もあっという間。
これまで大騒ぎ(!)だった「24分ってこの辺?」「これでいいですか?」の嵐はどこへやら「しーん」と静まり返って集中する皆さんなのでした。
このシートは、生徒さんの人数分作って、お配りしました。
これが大好評で、みなさん「家でも迷わず作れそう!」と喜んでいただけました♪
そうやって成形されたパンは、見た目良く仕上がっています。
酒種ゆえのオーブンでの膨らみも手伝って、しっかりと高さの出るくるみパンになりました。
アレンジメニュー
くるみあんぱん
アレンジメニューは、同じ生地で作るくるみあんぱんとかぼちゃあんぱん。
くるみあんぱんは、中には粒あんを包みました。
5等分にカットを入れたら、中央にはくるみをトッピングしています。
ここでも5等分にカット。
特製5等分ガイドシート、大活躍です。ご自宅でも迷いなく成形できるので、レッスン後の投稿やストーリーがいつもより多かった気がします。
春には「桜餡&桜花の塩漬け」にアレンジするのもよさそうです。
かぼちゃあんぱん
かぼちゃあんぱんは私のデモと試食です。
中にはかぼちゃあん。こちらは6等分にして、かぼちゃに近づけてみました。
トッピングはもちろん「パンプキンシード」です。
あまり平らにしすぎず、ちょっと高さのある形でもよりかぼちゃらしくて良かったかもですね!
サイドメニュー「コーンチャウダー」
サイドメニューのスープは、「コーンチャウダー」でした。
レッスンの少し前に立ち寄った地元野菜レストランでだされていた「コーンチャウダー」からヒントをもらいました。きゃべつが入っていたのが新鮮で、ほぼ同じ材料で再現してみました。
パンと一緒に楽しめて、庶民的な体も温まるスープです。
テーブルの様子
テーブル全体も少しだけハロウィンらしい雰囲気で整えました。
焼き上がったパンがずらりと並ぶ様子は、何とも言えない幸せな光景です。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
黒糖の香ばしさと、くるみのやさしい甘さに包まれた10月レッスン。
また来月は、いよいよ「シュトレン」の季節です。
今年も心をこめて、クリスマスの準備を楽しみましょう。
おまけ:スタイリング写真
このレッスンの直前に、「写真撮影&ランチ会」を開催したので、
私自身、ちゃんと整えた写真を撮りたいなという意識があり、毎回スタイリングを変えていました。
よろしければずず~っとご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございます。



































