酒種酵母コースの準備と、3種の酒種で食パン焼き比べ

2022-04-13酒種酵母,アーカイブ

【旧ブログからのお引越し記事です】
この記事は、過去によく読まれていた記事を、
読者の皆様にお届けするため、リライトして再公開しています。

投稿日: 2022年4月13日

 

酒種酵母コースの準備と、わたしの酵母スタイル

この4月にスタートする「酒種酵母コース」の準備を着々とすすめています。

まずは、酵母づくりのテストを先月から行っています。

酒種食パン 20220330-DSCU8982 (4)

 

酒種酵母は、一度起こすと定期的な種継ぎで長く使えるのが魅力。
自家製酵母に慣れているせいか、私はどうしても“使い切りたい派”で、これまではそれほど長く持たせてきませんでした。

最長でも半年ほど。新しく起こすのも負担ではないので、今回もレッスンに合わせて新しい酒種を準備しました。

酒種酵母 20220324-DSCT3921 (3)

ちなみにサワードゥは昨年くらいまで継ぎ続けていましたが
維持管理が負担になったので今は手元にありません。
捨て種が出て追われる感じが負担でした。

それに比べると、酒種酵母は冷蔵庫にビンがあっても
その点、酒種酵母は冷蔵庫にビンがあっても気持ちが楽。私にとっては「ちょうどいい距離感の酵母」なのだと思います。

 

そんなことで、現在、定期的に使っている酵母は

「ホシノ酵母」
「自家製酵母(レーズンほか季節もの)」
「酒種酵母」
の3種類です。

今年度レッスンのラインナップもこの3本柱なので、しっかり向き合っていく予定です。

 

3つの酒種で焼き比べ

さてさて、この3つの酒種酵母。
米麹の銘柄ちがいや配合ちがいで、3斤の食パンを焼きました。

酒種食パン 20220330-DSCU8978 (4)

発酵スピードが違うため、ホイロ終了の順番に焼成。
真ん中のパンが一番早くホイロを終えたもので、生麹から起こした酒種です。
オーブン予熱を待ちきれずコールドスタートにしたら、ちょっと背高に焼き上がりました。

左端と右端はご飯などの配合を変えた酒種。
見た目はそれぞれ違いますが、3つとも味の差はほぼなし。

 

パンが一気に3斤。
食べるほうが追いつかず、薄くスライスしてサンドイッチに。

酒種食パン 20220330-DSCU8990 (4)

卵サンド、きゅうりサンド…手軽な具で家族と実家に消えていきました。

酒種食パン 20220330-DSCU8996 (4)

 

種継ぎ後の検証と、なぜか起こる“酒種だけ過発酵問題”

初回テストのあと、種継ぎした酒種でも検証を続けました。

ところがー
肝心なところで寝落ちしてしまい、仕上げ発酵がオーバーに。

酒種食パン 20220405-DSCU9687 (3)

ホイロ直前までは順調で、違いもほぼなし。
それなのに最後で寝落ち、というパターン。

とりあえず焼いて味見すると、ちゃんと食べられました(笑)
過発酵なので精密な比較はできませんが、味の差もとくに感じられず。

酒種食パン 20220405-DSCU9719 (4)

 

なぜか酒種のときにだけ過発酵にしてしまう私。

もう3回ほどやってしまっていて、自分でも「なぜ?」と思っています。
なんとなくですが、他の酵母よりもホイロ短めで大丈夫なのかなと。
そして、過発酵でも意外と普通に食べられるパンに焼き上がるのも、また「なぜ?」。
(もちろん、過発酵でなければもっと美味しいのは言うまでもありません。)

こんな不思議現象や、新しい発見を、これからも見つけていけたらと思います。
未知の世界を探っていくのはわくわくしますね。

今月開講の、酒種コースご受講予定のみなさま、
どうぞおつき合いくださいませね。

 

酒種酵母レッスン案内はこちら→★

 

 

 

 

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Posted by Marikobiz