ブルーベリー酵母で焼く2つの 「ブルーベリーカンパーニュ」
旬のフルーツの自家製酵母「ブルーベリー」でカンパーニュを焼きました♪
ゆっくり育った「ブルーベリー酵母」
旬のブルーベリーで仕込んだ自家製酵母。
今年は実家のブルーベリーが豊作で、何度か収穫してきました。
持ち帰ったのはすぐに酵母に起こし始めました。
3日後の様子がこちら。
少しずつ浮いてきて、水色もブルーベリーからのピンク色が滲んできれい。
ほんのすこーし小さな泡が見えています。
しかし、待てど暮らせど発酵が進まず、ようやく8日後に出来上がりました。
液種が完成するまでに1週間以上。もう一日待っても完成しなければ”お助け酵母”を入れてしまうところでした。
発酵のシュワシュワ感もややおとなしめ。少し心配もしつつ、元種へとつなぎます。
元種は、液種の発酵力を確認することができますし、パン生地に混ぜ込むときに元種のほうが発酵が安定するというのもあります。パン生地がうまくいかなかったときのダメージも少ないですしね。
オリも若干少な目ではありましたが、まずは全粒粉入りの元種で発酵力をつけて、これでカンパーニュを焼いていきます。
果汁を練り込んだマーブルカンパーニュ
まず焼いたのは、ブルーベリー果汁を生地に練り込み、マーブル模様に仕上げたカンパーニュ。
紫色が広がる断面はとても目を引きます。色がややくすんでいるのは、元種に全粒粉を使ったため。
ブルーベリーと水を細かくなるまでミキサーにかけてブルーベリー生地を作りました。
2つの生地はそれぞれに発酵を取り、3回目のパンチの頃合いで層にしています。ほぼ最後のタイミングなので、マーブルがちょっと粗めですね。
外はパリッと香ばしく、中はふんわりやわらか。
ブルーベリーの自然な甘酸っぱい香りもパンに溶け込んでいて、何もつけずにそのまま食べても十分においしく焼きあがりました。
フレッシュ果実入りカンパーニュ
続いては、フレッシュブルーベリーをたっぷり混ぜ込んだカンパーニュ。
こちらは、元種に全粒粉は使わず白い粉のみで作っています。
色のメリハリもきれい。果汁がじゅわっと生地にしみ出して、甘みも感じられます。
実はこのパン、朝食時に仕込んで午後の外出後に焼く予定だったのですが、発酵が思った以上に早く、出かける前に焼き上げることができました。
鍋を熱く焼いたところに生地をイン。10分超でクープがみるみる開くので、そのあとはフタを外して残りを焼きます。
フタを外したあともクープが広がる様子が見えるので、オーブンにつきっきりです。
クープからのぞくブルーベリーもさらに染み出てきて焼かれて行きます。
オーブンで焼いたとはいえ、生の実を使ったので、賞味期限1日を目安に食べ終えました。
翌朝は、スライスして定番のクリームチーズをはさみます。甘酸っぱさとコクがバランスよく、賞味期限の心配なく、あっという間に食べ終えてしまいました。
季節の酵母とともに
ゆっくりと育ったブルーベリー酵母は、最初の静けさからは想像できないほどの発酵力を見せてくれました。
液種ができあがるまでに1週間以上。
発酵のシュワシュワ感はやや控えめで心配していたのですが、元種→パン生地へと進むにつれて、どんどん力強さを発揮してくれました。
まだ第二弾の酵母を起こしている最中。2回目からは、1回目の酵母エキスを加えて作るので液種完成までは短縮できました。
旬の果物、毎年同じように仕込んでも、その年ならではの表情があり同じ顔を見せてくれるとは限らない。
そこがまた、自家製酵母の楽しく奥深いところです。
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