ぷくーっと膨らむ酒種酵母「ピタパン」。全粒粉入り&サイズ違いで多彩に【レッスンレポート】2025.6

レッスンの様子,酒種酵母

6月の酒種酵母パンレッスンは「ピタ」がテーマ。

ぷかぷかと浮かぶ雲☁のような、クラゲଳのようなピタパンがたくさん焼きあがりました。

酒種酵母 ピタパン 20250618-DSCT1610-0

 

 

久しぶりのピタにわくわく

6月のパン教室は夏らしく、「ピタパン」が主役。

酒種酵母 ピタパン 20250612-DSCT1269-0

中が空洞なので、半分にカットして半円の“ポケット”状に。ここにごちそうを詰められる楽しさが魅力のパンです。
「ポケットパン」と呼ばれたりもしますね。

ピタサンド 20250609-DSCT1026-0

 

以前、ホシノ酵母のレッスンでも登場したことがあります。
そのときは、中に豆とひき肉の「チリコンカン」を詰めて召し上がっていただいたのを思い出します。
(試作時の写真がこちら)

ピタサンド 20190906-DSCT5958 (2)

薄い生地なので軽くてパクパク食べれてしまいますし、袋状なので具がこぼれにくいのも良いところです。

 

ピタとは

改めて調べると「ピタ」は「アラブのパン」という意味。
なので「ピタパン」=「パンパン」となってしまうんですよね(笑)
私も当初は「ピタ」でしたが、いつの頃からか「ピタパン」のほうが伝わりやすいのでそう言うようになっていました。

酒種酵母 ピタパン 20250618-DSCT1563-0

 

 

生地の仕込みはらくらく

生地づくりのポイントは、酒種特有の注意点はいつもどおりありますが、今回は全く難しいことはなく一回の機械ごねのみ。しかも油脂の後入れもなし。液体油脂のため一括混ぜ入れなので、生地づくりで失敗することはほぼないかなと思います。

最近はオートリーズやパンチなど説明も手間も多い生地作りだったので、今回はとってもらくちんに感じたのではないでしょうか。

酒種酵母全粒粉ピタ 20250611-DSCT1177-0

生地の種類は、全粒粉入りと全粒粉ナシのプレーンの2つを準備しました。
↑全粒粉入りのピタと、小さいサイズの↓白いプレーンピタ。

酒種酵母 ピタパン 20250614-DSCT1344-0

レッスンで、お持ち帰り生地をこねる際、機械ごね(主にホームベーカリー)の様子を見て生地の固さなど確認して頂いています。※わかば工房のレシピは機械ごねを基本にしています。

そのお持ち帰り生地は、白い生地ではなく、すべてのクラスで全粒粉をご希望!
雑穀が入るとまた美味しさが変わりますよね。お惣菜の具を入れるサンドにはぴったりで、今回はこの全粒粉入りのピタを紹介できて良かったなーと思っています。

 

オーブンで膨らむ楽しさ

焼成タイムは成形に夢中になっているとあっという間にやってきます。
オーブンでは、„ふわっ“と浮いて、まるでクラゲみたいに膨らむピタ♪
ふくらむ姿を見るその瞬間は、まさにレッスンのハイライトです。

日程の後半、手際よくすすんだクラスで生徒さんのご協力のもと、タイムラプスをはじめて撮ってみました。

酒種酵母ピタパン 202506

1段に4個x2段、すべてぷっくりと丸くなり嬉しい瞬間でした。

 

膨らむためには、どこに気を付けたら良いかをお話しながら実習しましたが、それでも一部膨らまなかったものもあります。膨らまなかった原因を一緒に考える学びもありました。成形の仕方だったり、ホイロでの生地の扱いだったり、はたまたオーブンの天板の位置だったり。可能性のある原因を皆さんにも想像していただきました。

 

 

ランチテーブルと食べ方アイデア

酒種酵母 ピタパン 20250617-DSCT1448-0

ご試食のランチタイムは

🥙全粒粉入りの大きい生地はピタサンド
🥙プレーンのミニサイズは餡バター

にしました。
(左隅↓にうっすら見えているのが餡バタ―)

ピタサンド 20250614-DSCT1375-0

野菜たっぷり&ハム&チーズで、3種のソースで味変しながらお召し上がりいただきました。
ソースは「ジェノベーゼ・タルタルソース・バーベキューソース」どれも全く違う味になるのです。

ピタサンド 20250618-DSCT1561-0

 

 

ピタの中身いろいろ

ピタの中身はどんなものでもOK。懐の広いパンです(笑)

厚めのピタと薄いピタ。同じ生地量での比較です。
教室ではこの中間サイズを作っていただきました。厚いのも食べ応えがあって良いですね。

酒種酵母ピタ 20250611-DSCT1232-0

その中に詰める具のお話。
サンドイッチを想像していただければ簡単にレパートリーが広がります。

こちら↓は、試作時のピタを、朝食用に野菜とハムを軽く入れたときのもの。

20250409-DSCT6509-0-45

 

「卵サラダ」「ツナサラダ」「ポテサラ」にはじまり「チリコンカン」「ケバブ」「唐揚げ」「チキン南蛮」「角煮」「パストラミビーフ」のお肉系、「ラタトイユ」「きんぴら」など洋風和風どれも美味しい♪
生徒さんからのアイデアも募りながらレッスンでも会話が盛り上がりました。

甘い系なら、今回登場した「あんバター」「チョコスプレッド&バナナ」など。こちらはクリーム系のものを詰めていただくのも良いですよね。アイスクリームを入れて冷やし直しても楽しいかも♪

 

ぜひお家でいろいろな食べ方をしてみてくださいね。

 

 

 

スープは「簡単オニオングラタンスープ」

飴色たまねぎを炒めてコンソメスープ仕立てにしたオニオンスープ。

20250612-DSCT1266-0

そこに、香ばしく下処理した「自家製耳パン粉」を加えると「オニオングラタンスープ」に変身するのです(笑)チーズとパセリを加えてさらに近づけてみました。

オーブンで焼かない「なんちゃってオニオングラタンスープ」です。

 

 

ラッピング

入れただけで可愛くなる「にゃんこ袋」
右手前のコは丸ではなくあえて違う成形が功を奏して猫型になりました。

酒種酵母 ピタパン 20250618-DSCT1621-0

焼きあがる前から「猫の形になるかしら」と別の生徒さんからの期待の声が。
案の定の焼き上がりに(↓写真)朗らかで楽しい空気が流れました。

酒種酵母 ピタパン 20250618-DSCT1605-1

 

 

 

まとめ:ピタパンは“みんなの笑顔つなぐ”魔法のパン

今回のレッスンでは、開始前「成形も楽しみだけど膨らむのを見るのを楽しみ」という声が上がっていました。自身で作られて膨らまなかった経験のある方は「克服したい!」という熱心な気持ちで参加してくださっていました。

ふくらんだ瞬間が、こどものようにうれしい、そんなパンですよね。
夏にぴったりの軽やかさと、自分の工夫を詰め込める楽しいパンです。

酒種酵母 ピタパン 20250617-DSCT1422-1

 

お家に帰って、どんなふうに食べようかな、とレッスン中にわくわくしたお顔で考えている生徒さんの姿もとても印象的でした。

また、新しい生徒さんも加わって、終始あたたかく楽しい空気が流れていました♪
あたたかく自然に迎えてくださる現生徒さんのおかげでもあります。
初対面の方をお迎えするのは、以前私は必要以上に緊張したものですが、今はもう楽しみでしかないです。

お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。

 

ピタサンド 20250612-DSCT1277-0

また、7月からのレッスンもご継続の方がほとんど(感謝)
来月からもお待ちしておりますね。暑い日々でも美味しいパンを作るのは楽しいものです。ご一緒に楽しみましょう♪

 

 

今後のレッスン予告📣

酒種酵母パンレッスンも、すっかり夏モードに入りました。

酒種酵母は夏に気を付けたいポイントが他の酵母とは少し違うので、そんなお話もしながら、夏でも食べたくなるしっとり&軽やかなパンをご用意しています。

7月は「米粉湯種パン」超しっとり食パンです
8月は「コロネ」と「ソーセージロール」
9月は「食パン」と「パンシュープリーズ」

ただいま、7月単発レッスンと、7〜9月コースを受付中です。
詳しくは、ご案内ページニュースレターをご覧ください。

 

 

 

 

 

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