季節の手しごと「柚子胡椒」「栗の渋皮煮」柚子も渋皮煮もその後は酵母へ
季節の手しごと・2024年秋
柚子胡椒
今年は、はじめて「ゆず胡椒」に挑戦してみました。
昨年、生徒さんからいただいた手作り柚子胡椒がとても美味しかったので、
今年は作ろうと思いたくさん青ゆずを準備していました。
材料はとっても簡単。
青ゆずと青唐辛子と塩だけです。
少ない分量なのでミルミキサーでガ~っとしたら仕込み終了。
すぐに食べても良いですが、角があるのと使いかけのフンドーキンの柚子胡椒があるのでしばらく寝かせて出番待ちです。
ゆず酵母
ついでに「ゆず酵母」も起こしました。
皮だけ使って残ったゆずは、酵母を起こすことにしました。
すでに出来上がってパンにも使用済み。
感想はといえば、発酵力は問題なしなのですがやはり柚子の香りが弱いかなという印象です。もったいない精神としては良いですが、せっかくの酵母なので皮ありで香り良く仕上げたいなと思ったのでした。
栗の渋皮煮
そしてこちらは毎年の恒例しごと。
栗の渋皮煮です。
手間のかかる作業ですが、立派な栗をみてしまうとやはり作りたくなってしまいます。
実家の裏山にある大きな栗を今年も使いました。
柚子胡椒に負けず劣らず材料は単純。
あく抜き用の重曹少しと、砂糖で基本OK。
さらに今年は仕上げにバニラビーンズを少々使いました。
栗くり坊主で鬼皮をむく作業も、竹串で慎重に繊維を取る作業も、夜の静かな時間に黙々とやるのが好きです(笑)
そうして途中失敗作もたくさん作りながらできあがった渋皮煮。
達成感があり愛おしくなります。
栗渋皮煮シロップ酵母
食べ終えた後のシロップは酵母を起こすことができます。
瓶に入れて室温に置いておくだけです。
渋皮煮汁酵母の泡は、ホエー酵母と同じように細かくて持続性があり写真にもおさめやすいですネ。ゆっくりふわ~っと小さな気泡が湧いてきます。
残ったシロップを薄めずに起こした酵母なので、パン生地に砂糖を加えなくても焼きあがりのパンはほんのり甘さがあります。
これらの酵母で焼いたパンはまた別の投稿で。
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季節の手しごとでできた副材料も、酵母にするとまた活躍の場が生まれるので
こうして生かして使ってあげるとほんのすこしエコな気分にもなれますし、
何より楽しいですネ。
自然の恵みを感じられます。
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